介護の負担と兄妹の役割について知っておきたいこと

こんにちは。みろりんです。

自分の親が急に病気になり、ある日突然介護が始まることはよくあることです。

誰か一人が主介護者になる訳ですが、兄弟それぞれに家庭があります。それぞれに家庭の事情があって色々な方法で介護をされているのです。

まずは、みんなで分担する

これは偶然兄妹が近くに住んでいた家族のお話ですが、親が脳梗塞になって後遺症のため自宅の独居生活は難しいとのことになりました。

そこで考えた方法は、兄弟で平均に介護を分担するという方法。

具体的には、一か月ずつ交替でそれぞれの家庭で過ごしてもらう。介護内容についてはお互い口出ししないこと。

つまりAさん宅ではデイサービスを利用しながら自宅で介護する。Bさん宅ではショートステイを利用する、Cさん宅では小規模多機能型居宅介護を利用するといった感じ。

最初は順調にいっている感じでした。子供の誰かと一緒で一人じゃないし、子供たちも『親を看る』という責任感がそれぞれにありました。

でも、それぞれに家庭があり、その中の一人に『遠方の自分の子供が病気になって看病が必要になったので自分の家で介護できない』と言い、親も『私の身の置き所はどこですか?私はどこに住んでいるのですか?』というようになり、兄弟で話し合った結果、親に合った介護施設へ入所することになりました。

最初は『親を捨てた』『かわいそう』という罪悪感があったみたいですが、実際に面会してみると、穏やかな表情で楽しそうにお喋りをしている様子だったのです。

親は「ここに居ていい」という自分の場所を得たことで安心感ができたのでしょうね。兄妹は「親にとって子供と過ごすことが良かれと思って今までやってきたけど、それは自己満足にすぎなかったんです。自分の親がこんなに穏やかな表情で過ごしてくれて安心しています」

と納得した介護が出来たみたいです。

ではそれぞれが遠方の場合はどうしたらいいでしょうか?

誰かが主介護者になるわけですが、介護というのは切れ目なく続き、終わりがいつか分からないという不安と負担がとても大きいものだということをまず理解することが必要です。

家族介護を選択するなら、介護を人にも仕事があり、家庭があることを忘れてはいけません。

初めての経験からのとまどい、不安、周囲からの孤立などから精神的負担がとても大きいのです。

お風呂の介助、着替えの介助、歩くときの見守り・介助など落ち着く暇がなく、自分の時間が思うようにとれず、疲れがたまっていくという身体的負担もあります。

認知症の介護なら認知症という病気への理解がなかなか難しく、病気と分かっていても許せない部分や我慢ができないということもあるでしょう。

主介護者の兄妹は【介護というのは大変なことなんだ】という現実を十分理解しておくべきです。

だから私は兄弟は主介護者を支える役割を担ってほしいのです。

その1.今の時代、LINEですぐ情報を共有できますが、やはり生の声で時々話を聞くことをして欲しいです。介護者はどうしても辛いことが多いんです。どうしようもないこととは分かっていても一人で抱え込みがちなのです。だから誰かにこの辛さを聞いてもらうだけでまた頑張れることがあるんです。

その2.介護者は日々の介護で精一杯なんです。だから兄妹には介護保険の情報を惜しみなく教えて欲しいです。今はネットの時代です。『こういう介護サービスがあるよ』『こういう制度があるよ』『自分に出来ることはなにかある?』など色々知らべることができるんです。あなたも大変でしょうけど、主介護者はもっとあなたの想像以上に大変な日々を過ごしていることを忘れないでください。

その3.兄妹は自分たちは手伝いができない以上、主介護者のすることへの口出しは控えて欲しいです。そのことが原因で兄妹が不仲になった人を何人も見てきました。親が亡くなったら兄妹で支えあっていくべきなのに、親の介護が原因で兄妹が不仲になるのは親も喜びません。むしろ悲しんでいます。

その4.施設ケアマネをしていたときに、主介護者はよく面会に来ているから施設の様子や親の変化が分かっているけど、たまに面会に来る兄妹に限って「こんな施設でかわいそう」「ちゃんと掃除しているの?」など施設職員に言っている場面を見かけます。そのあと主介護者は職員に謝っているのを知っていますか?

いかがですか?兄妹とはいえそれぞれの役割があり、みんな親を大事にしている気持ちは同じなんです。お互いの立場を尊重していくことが大切になりますね。

注意:実際にケアプランを立てるにはケアマネジャーに依頼する必要があります。このブログは介護初心者がケアマネジャーに相談するにあたって敷居が高く感じるとの相談から作られました。必ずケアマネジャーとの相談の上でお願いします。