介護保険と福祉用具の賢い関係について②≪住宅改修のメリットとは≫

こんにちは。みろりんです。

前回は特定福祉用具についての説明でしたが、ご理解いただけたでしょうか?

お得な制度なのでぜひ活用してくださいね。では早速今回のテーマ≪排泄編≫に入ります。

今まで長く介護に携わっていて学んだことがあります。

それは、人間、歳をとっても最後まで欲求として残るものは食事と排泄だということです。

口からご飯を食べたい,トイレで排泄したいという欲求は人間の尊厳としていつまでも残るものなのです。だから介護する側もプライドを傷つけないように配慮することが求められるのです。

という訳で、排泄関係での購入可能品目は以下の2つです。

≪腰掛け便座≫・・・ポータブルトイレのこと。トイレに間に合わないけれど尿意・便意があり、座位が保てればポータブルトイレの対象になります。色々な機能がついていて、脱臭・暖房便座などがあります。今はシャワー付き(ウォシュレット)もあります。お尻の洗浄はもちろん、少しお尻を水圧で刺激すると排泄が楽になるという効果も聞いています。費用はお高めですが・・・

自宅のトイレが和式の場合、高齢者には和式から立ち上がるのは難しいですよね。そういう場合に使用するのも可能です。また、和式便座の上に洋式便座を取り付けるのも購入対象になりますよ。

ちなみに私のお勧めは、【跳ね上げ便座】です。ベッドから一度立ってトイレに移ろうとするとトイレの足に引っかかることがあるんです。やっぱり安全に使用して欲しいですよね。

※【跳ね上げ便座】・・・肘置きの部分が上に跳ね上がるので、立位が不安定な方でもベッドからそのままトイレに移ることができ、安全に移乗できるもの。

≪自動排泄処理装置≫・・・スカットクリーンともいう。寝たままの状態で使います。排尿・排便をセンサーが感知し、吸引~乾燥を自動で行うもの。

本体は介護保険レンタル対象だが、チューブやタンク等交換可能で衛生上共有が出来ないものは特定福祉用具購入の対象になっている。

ここで一つ疑問が出ましたね

ん?オムツは排泄だけど対象じゃないんですか?

オムツは【オムツ給付】といって各自治体が自己負担金を一部助成してくれるのです。非課税者で要介護3以上という条件がありますが、役所の窓口で申請し、支給対象になればオムツ代が安く購入できますよ。

オムツ代って結構高いんです。毎日使うものだから少しでも出費を抑えたいですよね。それにオムツって結構大きくて重たいんですよ。

この制度を利用すると業者が自宅まで配達してくれるので本当に助かりますよ!

ケアプランを忘れずに

特定福祉用具を購入するには介護保険対象になるので、ケアマネジャーによるケアプラン作成が必要になります。購入によってどのような生活を目指すのか明確にしておく必要があるからです。そしてサービス担当者会議が必要になるんです。

住宅改修について

住宅改修を知っていますか?文字通り【住宅】を【改修】するという意味ですが・・・自宅での生活を事故なく安全に過ごし続けるために住宅改修というのが介護保険で利用できるのです。

これも大抵の福祉用具事業所で可能なんです。中には提携の住宅改修業者に依頼するところもあります。

まずケアマネジャーに相談する→ケアマネジャー、福祉用具業者(住宅改修事業者)が事前に自宅訪問し、住宅改修が必要な個所・方法について検討する→事業者が役所に事前に書類を提出する→審査が通れば工事施工。・・・の工程です。

決まりとして、自宅の居住スペースを安全に過ごしていただくために改修するのです。

では、施設に住んでいる高齢者が一時帰宅するために住宅改修は可能でしょうか?

答えはNOです。

普段の生活拠点が自宅ではなく施設だからです。時々こういう質問を受けるので覚えておいてくださいね。

それでは【自宅で住宅改修して安全に過ごす】とはどういうことでしょうか。

高齢者は自宅での転倒が意外と多いのです。その代表が部屋の段差なんです。

若いと1~2cmの段差なんてなんの障害でもなくサッと越えられますが、高齢者の特徴として【すり足歩行】があります。

どうですか?思い当たるふしはないですか?そのわずかな段差も住宅改修の対象になるんですよ。

そしたら、歩くたびに一緒について回らなくて済むじゃないですか!

そしたら、あなたの介護負担をまた一つ減らすことができますよね。

まだまだ色々な使い方があるから、まずは相談してみてくださいね。

注意:実際にケアプランを立てるにはケアマネジャーに依頼する必要があります。このブログは介護初心者がケアマネジャーに相談するにあたって敷居が高く感じるとの相談から作られました。必ずケアマネジャーとの相談の上でお願いします。