入院から在宅復帰に向けて≪介護老人保健施設について≫

こんにちは。みろりんです。

前回は入院中のソーシャルワーカー(相談員)について触れましたね。

病院→自宅、病院→施設ならなら話は早く、スムーズに手続きやその後の支援について進んでいくのですが、実際にはどうでしょうか?なかなか家族の事情などもあってすぐには難しいですよね。

入院中に施設入所がいいのか在宅生活への復帰がいいのか悩むことはありませんか?入院期間は前回でもお伝えしましたが、最大3ヶ月です。結構あっという間に過ぎていくという人が多いですが、あなたはどうですか?

そういうときには【介護老人保健施設】の活用をお勧めします。

介護老人保健施設は公的介護保険サービスです。

医療】と【在宅】の中間的イメージで、医師や看護師などの医療面でのケア受けながら、在宅復帰に向けて理学療法士や作業療法士体が専門的なリハビリを受けることができるのです。言語聴覚士からは飲み込みや食事内容指導のリハビリが可能です。

「出来るだけ口から食事を食べてほしい」

これは今まで数多くの家族からの意向として聞いてきました。中には「口から食事が出来なくなれば老衰でも構いません。」という家族もいるのです。

それくらい、『口から食事を食べる』というのは、人としての尊厳として今も昔も重要視されているのです。

だから、言語聴覚士という手厚いリハビリによって嚥下機能を回復する・嚥下機能低下を予防するというのはとても大切で意義があることなんです。

ちなみに、理学療法士と作業療法士の違いについて。

理学療法士は、体の機能回復・向上を主にしたリハビリ訓練を行います。例えば、立てない人が体幹訓練を行うことでバランスがしっかりしてくる。足が上がらない人が専門的リハビリを行うことでしっかり足が上がり、歩行が安定してくる。イスに座る際に左右に傾かず真っ直ぐ座れるようになる・・・など。

作業療法士は、日常生活動作の安全性やレベルの向上を主にした訓練を行います。例えば、靴を安全に履ける、トイレで安全に座れる、洋服のボタンを留める、箸やスプーンで食事を摂る・・・など。

どちらか一つだけすれば完結するものではないので、連携しながら行なっている施設が多いです。<○○まで機能回復したから△△の生活レベルを上げていく>

といった感じです。

在宅復帰を目指すので入所期間は決まっている

特別養護老人ホームと違っているのは、【入所期間が決まっている】ということです。特別養護老人ホームは終身型ですが、介護老人保健施設はおおおそ3~6か月なのです。これは、若い人に比べて回復がゆっくりなのと、あくまでも在宅復帰に向けてなので集中的なリハビリを行うからです。だから、レクリエーションみたいなことは少ないんです。

私も何度か訪問したことがありますが、フロアや廊下で機能訓練士と一緒にリハビリをしていて活気があるのを覚えています。

「もう少し元気になって自宅に帰ってきて欲しいのよね」という人はぜひ活用をお勧めします。

在宅復帰時には職員が自宅訪問することで住宅改修や福祉用具についてのアドバイスを受けれる

せっかく介護老人保健施設で一生懸命頑張っても自宅での生活が上手くいくかどうかは別の話ですよね。

介護老人保健施設では退所前に職員が自宅訪問して、安全に自宅で過ごせるように色々なアドバイスを受けることができるのです。手すりの場所や位置、必要な福祉用具についてなど、生活動線を考えてくれるのです。

自分では気づかなかったことを教えてくれるので頼もしい存在ですね。

いかがですか、聞いたことはあるけどあまり馴染みのない介護老人保健施設、もちろん家族の介護負担の軽減も兼ねています。退院を打診されて「どうしよう、困ったな・・」と思ったら思い出してみてくださいね。

家族が安心して在宅生活へ復帰することが高齢者にとっては大事なことなんです。そのために活用できることは積極的に活用していきましょう。

注意:実際にケアプランを立てるにはケアマネジャーに依頼する必要があります。このブログは介護初心者がケアマネジャーに相談するにあたって敷居が高く感じるとの相談から作られました。必ずケアマネジャーとの相談の上でお願いします。